海外経験で活躍の場を世界に!!「ワーキングホリデー」メリットとデメリットを検証

pexels-photo (2)

英語をはじめとする語学の習得はもちろん、自分探しやアルバイト、海外旅行をするチャンスとしても取り上げられることが多い「ワーキングホリデー」。実際、とても簡単なプロセスで、外国に住んで、働くことができる機会を得ることができる、非常に有難い制度なのです。

ワーキングホリデーの条件下であれば、過ごし方に決まりはなく、ただ「日本から海外へ出て、語学力を付けながら視野を広げる」という目的にとどまらず、本気で海外移住ビザを取るために過ごすのも一つありだと思うんですね。知り合いの一人も、たった一年で永住権をサポートするスポンサー(企業)が見つかったほど。

ワーキング・ホリデー (英語: Working Holiday)とは、2国間の協定に基づいて、青年(18歳〜25歳または30歳)が異なった文化(相手国)の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために一定の就労をすることを認める査証及び出入国管理上の特別な制度である。

原則として、各相手国ごとに一生に一度しか利用できない。
査証に関する申請条件などは絶えず変化しているため、申請にあたっては、各国の大使館やイミグレーションが開設している公式サイトで、公式な情報を確認することが重要である。

(出典): ワーキング・ホリデー – Wikipedia

基本的には、到着して2,3ヶ月は語学学校に通い、その国の言語を取得します。そして、残りの期間で飲食店を中心とした、誰でも始めることができるアルバイトを始めていくといった経緯となります。「ワーキングホリデー」の名にあるように、海外で伸び伸びと働きながら、暮らすことが目的です。

ポイントは、年齢制限があり、多くは30歳位までしか適用されないところ。過小評価されがちですが、ワーホリビザは(海外滞在経験者ならご存知の通り)、結構最強のビザだったりします。面接もほぼなく、しかもほぼ無料で、ちょっと働けるビザが手に入るなんて、これほどまでにメリットの大きい制度はありません。

声を大にして、「ワーホリ制度を活用しよう!」と言いたいところですが、いろいろと賛否両論もあるものですよね。もう少し詳しく、今回はワーキングホリデーについて見ていきたいと思います。

日本とワーキングホリデー協定している国たちは?

workingholiday

日本と協定を結んでいる国は、世界20カ国以上。基本的には、一度の人生で一国一回しか使えないものですが、やろうと思えば、人生の10年以上をワーホリだけで海外生活する!なんてこともできるかもしれません。ただ、それぞれの国によって、制度が異なるので注意が必要。

国または地域 言語 定員(人) 有効期間 延長期間 年齢(申請時) 手数料 申請方式 審査・発行日数 備考
オーストラリア 英語 なし 入国から1年 1年可 18~30歳 A$440 インターネット 2日 滞在中でも帰国でも条件を満たせば2回目の査証取得が可能
ニュージーランド 英語 なし 入国から1年 3ヶ月可 18~30歳 無料 インターネット 1~2週間 インターネット申請のほか、入国前に指定医師(病院)による胸部レントゲン検査が必要。
カナダ 英語 抽選6,500 入国から1年 不可 18~30歳 C$250 インターネット 一次審査2週間、二次審査6週間 実際の審査にかかる日数は一次審査が1日程度、二次審査が5日程度。カナダ国内でビジター査証6ヶ月間への切替は可能。
大韓民国 韓国語 10,000 発給から1年 不可 18~30歳 無料 本人が大使館または領事館へ出頭 3~5日 査証取得日から1年以内に入国しなければならない。
フランス フランス語 1,500 入国予定から1年 不可 18~30歳 無料 本人が大使館へ出頭 2週間以内 入国予定日は申請時に決まっていること。
ドイツ ドイツ語 なし 発給から3ヶ月以上1年以内 不可 18~30歳 無料 本人が大使館または領事館へ出頭 3~5日 申請日から3ヶ月以内に入国しなければならない。世界各国のドイツ大使館・総領事館またはドイツ国内で申請が可能
イギリス 英語 抽選1,000 入国予定日から2年 不可 18~30歳 £530 本人が英国ビザ申請センター(東京)または英国ユーザーペイズビザ申請センター(大阪)へ出頭 5日~2週間 2008年11月27日以後はワーキング・ホリデー査証ではなく就労査証(Youth Mobility Scheme)。入国予定日は申請時に決まっていること。入国予定日から30日以内に入国し、入国10日以内に英国内で査証を受取る。世界各国の英国ビザ申請センターで申請が可能。
※注2 手数料は「申請手数料」£230と「国民保健サービス」£300の合計。なお大阪での申請者のみUser Pay Fee(ユーザペイズ料金)としてこの手数料に£52を追加して支払う。
アイルランド 英語 400 発給から1年 不可 18~30歳 無料 一次審査 Eメールで送信、または大使館へ郵送、二次審査 大使館へ郵送 一次審査1ヶ月、二次審査1ヶ月 2015年6月申請よりそれまで原則25歳までとされていたものを、制限を設けず18歳~30歳(申請受理時点)まで申請が可能となる。
デンマーク デンマーク語 なし 発給から1年 不可 18~30歳 無料 本人が大使館へ出頭 1~2ヶ月 デンマーク国内で申請が可能で、その場合、デンマーク雇用維持・外国人雇用庁に申請。また基本的に在住地での申請となるため世界各国のデンマーク大使館で申請が可能。
台湾(中華民国) 中国語 5,000 入国の翌日から180日 180日可 18~30歳 無料 本人が台北駐日経済文化代表処へ出頭 3~5日 査証取得日から1年以内に入国しなければならない。
延長は滞在期限が切れる15日前から、居住地の内政部入出国移民署のサービスステーションに更新手続をすれば可能、その後の更新変更は不可。
香港 中国語 250 入国から1年 不可 18~30歳 無料 本人が中国大使館・総領事館へ出頭、または香港政府一站通へ郵送 2週間以内 査証発給から3ヶ月以内に入国しなければならない。
ノルウェー ノルウェー語 なし 発給から1年 不可 18~30歳 3700kr 本人が大使館または領事館へ出頭 2週間 滞在許可から6ヶ月以内に入国しなければならない。入国してから7日以内に現地の警察にて登録を済ませる必要がある。
ポーランド ポーランド語 500 発給から1年 不可 18~30歳 無料 本人または代理人が大使館・総領事館へ出頭 1週間以上
ポルトガル ポルトガル語 なし 発給から1年 不可 18~30歳 無料 本人が大使館または領事館へ出頭 1~2ヶ月 査証取得日から1年以内に入国しなければならない。
スロバキア スロバキア語 400 入国から1年 不可 18~30歳 33€ 本人が大使館または領事館へ出頭 1~2ヶ月 初年度2016年6月1日から2016年12月31日発給分については定員220人で調整。
オーストリア ドイツ語 200 入国から6ヶ月 不可 18~30歳 無料 本人が大使館または領事館へ出頭 未定

ワーキングホリデー経験者の声

workingholiday

27年分のたった1年だったけど、私の中でかなりの革命でした!(笑)

料理できるようになりました。
無くし物をする事がなくなりました。
毎日、新しい事と新しい人に出会う事ができました。
退屈な日は1日もありませんでした。
そして、日本っていいな、とも思いました。

(出典): オーストラリア留学センター

是非楽しんでください。
世界は思っているより貴方に優しいです。

大学の先輩の言葉を借りると、
『人生死ななきゃかすり傷』
だそうです。笑

何か嫌なこと辛いことがあったら、人に頼ってもいいです。
そして自分の、人への接し方も変えてみるのも手です。

まぁいいか精神を持ってるとストレスをあんまり感じず生活出来ると思いますよ。
愛した分だけ返ってきます。

(出典): The Way to Tronto 帰国後

何がしたいのかを明確に決めてきたほうがいいと思います。僕は英語の修得が目的だったので、どうやったら英語を身につけられるかを考えて生活していました。
なんとなく来て、なんとなく生活してしまうのはもったいないと思います。
あとは楽しめればいいんじゃないかなと思います。

(出典): 留学するならやっぱりニュージーランド

外国人と一緒に住んで異文化を体験することができたし、
カナディアンのカフェで英語環境で働けたし、
素敵な人たちとも出会えた。
行きたかったマチュピチュやウユニ、アメリカの都市も周れた。
LAとオーランドのディズニーランドも120%楽しむことができた。

(出典): 27歳からフィリピン・イギリス留学・カナダワーホリに世界旅。

ワーキングホリデーのデメリット

workingholiday

・旅行保険にも限界があるので、限度額を超えた場合は、自費で賄わなければいけません。ワーキングホリデーで加入できる保険は限られています。

・外資系企業に就職することが目的であれば、ワーキングホリデーは所詮は誰でも行ける制度なので、行ったことそのものにはあまり価値は見い出し難いかも。そういう観点では、海外留学の方が評価されやすい傾向があります。

・日本におけるワーキングホリデーの評価は「遊び」。その後のキャリアに少なからず、明暗を分けることになります。

目的をある程度、決めておかなければ、ただダラダラと海外での生活を満喫するだけで終わってしまうのが、ワーキングホリデーの恐いところでもあります。もちろん、その国へ行かなければ、分からないこともたくさんあるのですが、語学を習得する、技術を学ぶなど、幾つかの目的を明確にして、入国した方がよさそうですね。

ワーホリで北米や、オーストラリア、ヨーロッパなんかへ行く場合には、ほぼ住まいの形態は「ルームシェア」が基本となってきます。それだけ、向こうだと一つ部屋を借りるのに、一人では払えない家賃がリアルにのしかかってくること、そして、一人で使うには広すぎるといった事情があるのです。

ただ、海外でルームシェアを始めると、その国の言語をすぐに習得することができたり、毎日が楽しくなったり。仮にトラブルがあっても、それを解決することで自身が成長できたり、色々と良いこと尽くしだったりもするのです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク