ポートランドから学べ!これぞ最新のシェアスタイルたち

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全米で最も住みたいランキング1位はーーー。

アメリカで最も「人気がある街」といえば、サンフランシスコやニューヨーク。「いま最もホットな街」といえば、ポートランドです。全米だけでなく、その話題は日本にも上陸してきています。幡ヶ谷のパドラーズコーヒーが「スタンプタウン」、原宿明治取りに展開された「niko and …」、どれもこれも発信源は、オレゴン州ポートランドなんです。

そんなポートランドの魅力は、生活に対する考え方にあり。再開発が進められているこの土地では、物理的な便利さよりも、精神的な心地よさが優先されています。自然が豊かさが歩いてちらつく、この街では自動車は基本的にNG。誰もが自転車を使って、あちらこちらと移動をしています。2015年には「人々の橋」と呼ばれる徒歩・公共バス・自転車だけが利用できる、自動車厳禁な橋がオープンしたほど。

「Keep Portlander Wired(ポートランダーは変わり者であれ。)」こんな文句を掲げた、彼らがなす取り組みの一つにも「シェア」があります。ポートランド郊外に本拠を構えている大手スポーツブランドのNIKE(ナイキ)は、交通局と共に『BIKETOWN』のコンセプトを掲げ、1,000台以上のシェアリングバイクを街に設置すると試みています。

ロマンチックなもので、poem(詩)を投書して貼り出すことができる「Poetry Post」があります。これは街の至るところで見かけることができる投書で、街の人たちや旅人が、誰かに向けた詩などをここに投稿しているのです。詩を街にポストして、シェアするなんて。

実際に、私がポートランドへ旅行したことがあるので。今回は、当時のブログを参考にしながら、バラの都ポートランドにどんな”シェア”が隠れているのかを見ていきましょう。

■ サードウェーブで知らない”誰か”と過ごす一時
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Blue Bottle Coffeeに代表されるようなカフェブーム。そんな話題のサードウェーブは、ポートランドに発祥があるみたいです。「飲める」ものから始まり、「美味しく飲める」セカンドウェーブ。スターバックスとかが代表ですね。そして、「こだわった、高品質に楽しもう」がサードウェーブです。

全米バリスタ選手権を勝ち抜くようなコーヒーメーカーたちが集まるのが、ポートランドだったり。仕事をする人も、ちょっとしたおしゃべりがしたい人も、ここで時間を共有(シェア)するのです。

■ 日本にはない一味異なったシティを飾るスペースたち
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ポートランドには、トレンドの最先端となるようなお店が多いです。その一方で長い歴史を持ち、愛され続けているようなお店もあります。創業が1970年と、再開発のポートランドをその目で見てきたのはPowell’s Books(パウエル)。そして、クラフトビールの街の異名も授かったポートランドでは、どこへ行っても100種類以上のビールを楽しむことができます。そして、みんなお昼から飲んでる…。スタンプタウンコーヒーも併設されている「Ace Hotel(エースホテル)」。宿泊者でなくても、立ち寄ることができちゃい、そしてついつい長居してしまう。

なるほど、シェアを上手くやってみるコツは人が集まったり、長居したくなってしまうような魅力なのですかね。居心地のよさはキーワードですね。

■ 街並みの景色に染まることができれば、あなたも”ポートランダー”
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シェアの究極は、ユニット。つまり、そのものと一体化してしまうということ。ポートランドには、そんな雰囲気を至るところで感じることができたような気がします。どこにいても、人と場所が重なって、一つの景色になる。誰もが、「自分がポートランダーである」という自覚があるわけです。

ポートランドで試みがなされている、シェアライフ。人と人、人と自然、人と店、隣の人と助け合い、喜び合いながら生活しているのです。今回のレポートで分かったことは、シェアは仕組みではなく、その姿勢で達成されるというわけですね。なるほど。

ポートランド、いい街です。

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