旅行へいった先のホームへ、泊まることができちゃうサービス・カウチサーフィン。これは世界最大のホスピタリティコミュニティとして、創業から15年以上、いろんな世代の旅人や、旅好きなローカルたちから愛されるようなサービスと育ってきました。途中、NPOから、ビジネスへと変更がありながらも、そのコミュニティは拡大を続けてきています。
このカウチサーフィンでは、旅行へいって、その先で宿泊するゲストになることもできれば、逆に現地で客を招き入れるホストになることだって、いろいろできちゃうものです。それだけでなく、イベントを開いてみたり、また観光ツアーを企画するなど、できることは幅広いものとなってきています。
ところで、そんなカウチサーフィンの中には、ユーザーの中でも特に貢献をしている人たち「アンバサダー」を制度化しています。通常、アンバサダーを直訳すれば、大使となり、国の大使館となれば、母国から派遣されて、外国へ駐在する、いわば「その外国内における、母国代表」といったものとなるわけです。
もうちょっと、「アンバサダー」について詳しく見ていきましょう。
カウチサーフィンアンバサダーって一体何?すごいの?
公式ページでは一体、どのような位置づけで定義がされているのでしょうか。抜粋してみましょう。
Ambassadors are Couchsurfers who exemplify our Core Values in the way they live and share their lives. There are Ambassadors all over the world. Between them they speak 180 languages and live in 683 cities. They can be found hosting below-freezing barbecues and organizing midnight surprise parties. They’ve come together to collect clothing for the unemployed and create an international sailing club.
They inspire us every day, both from home and on the road.アンバサダーにはカウチサーフィンのコアバリューによく精通している、カウチサーファーを任命しています。アンバサダーは世界中にいます。彼らは、世界683都市で、180言語の持ち主として全体組織されています。バーベキューパーティや、サプライズパーティに招待されたりするようなこともあります。失業者のために服を集めたり、国際的な航海クラブを作るなど、さまざまなプロジェクトを一緒にやってきました。ホームから、路上まで、彼らは毎日、私たちをインスパイアしてくれるのです。
アンバサダーは、カウチサーフィンに雇用されているわけではない自発的な存在ですが。その精神を共通しており、一緒にさまざまなプロジェクトを達成し続けてきているみたいですね。そして、ホストを束ねるリーダーとしても機能しているみたいです。誰もが安心してカウチサーフィンを行なうことができるのは、そうした背景があるからかもしれませんね。
実際に、メキシコでアンバサダーをやっているガブリエラさん。なんと評価の数は194!!すごすぎですね。メンバーに加入したのも2007年と、ほぼ10年もカウチサーフィンを支えてきたわけなんですね〜。
どうやったら、アンバサダーになることができるのかな?
カウチサーフィンアンバサダー。響きだけ聞くと、ミーハーな私からしたらなんともカッコよさげ。実際に、アンバサダーになるための方法というのは何かあるのでしょうか。こちらも、ちゃんとカウチサーフィンに書いてありました。
Couchsurfing invites highly active members to become Ambassadors. If you or someone you know would make a great Ambassador, let us know by filling out thisNomination Form. We’ll reach out to members personally should we wish to invite them into the program.
カウチサーフィンでは、活発的なメンバーをアンバサダーへと招待します。もし、あなたや誰かが「アンバサダーにふさわしい」と見つけたなら、ノミネーションフォームで知らせてください。もし、彼らが実際にふさわしいと判断したならば、個人的に連絡をしてメンバーになってもらうこととします。
ノミネーションフフォームでは、メールアドレスと、カウチサーフィンのプロフィールURL、そして、なぜアンバサダーに推薦(立候補)するかの理由を添えて、本部に送信をするだけです。どれだけの確率でアンバサダーになることができるかどうかはまだ不明ですが、もし、カウチサーフィンをけっこうやっていて「我こそは!」という人がいれば、応募してみるだけでもトライしてもいいかもしれませんね!
コミュニティマネージャーってのが、シェアリングエコノミーの鍵になる!
海外発信でコミュニティマネージャーという職業が増えてきています。これは、ブランドやコーズに関するコミュニティを構築し、育て、管理する仕事を担ってくれている職業を指します。ユーザー同士を繋げ、組織することによって、そのサービスの役割を一緒に作っていくことができるというものみたいですね。
インターネットのサービスはただ売って終わりではなく、長く付き合っていけるような関係を築いていかなければなりません。そして、オンライン上で長く繋がっていられることもできるのです。そうした意味でも、シェアリングエコノミーのようなコミュニティ力が試されるサービスは特に、それが必要となるわけなんですね。