アメリカ、カナダへ長期滞在する方へ。
生活に関することが、まるっと解決するシンプルなWebサイトについてご紹介させてください。Craiglistってやつです!最近のイケイケなスタートアップみたいなUIとかレイアウトが綺麗だということはないんですが、だからこそかえって見やすくて、何がどこにあるのかが整理されてて分かりやすいんですよね。ざっくり調べてみたので、どこよりも分かりやすく、すぐに使えるように、手短に説明しますね。
Craiglistはクラシファイドサービス。クラシファイド(Classified)というのは、生活に密着した募集や告知を、一覧形式で掲載するもの。スーパーで見かける「求人探してます!」とか、「迷子の犬さがしてます!」とか、あれですね。日本でいったら、「暮らしファイド」。ダジャレみたいで、すみません。。
ざっと、Craislistに戻りますと、引用してみましょう。
Craigslist(クレイグズリスト)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコのCraigslist Inc.により運営されるクラシファイドコミュニティサイト。1995年にクレイグ・ニューマークにより開始し、サンフランシスコ・ベイエリアのローカル情報を交換するためのサイトとして開設された。 その後、ボストン、シカゴ、ロサンゼルス、ニューヨークなど他の都市向けのサイトが次々と開設され、2009年4月現在、およそ世界50ヶ国、570都市向けのサイトを擁している。2009年時点では28人の従業員がいる。
(出典): Craiglist
なるほど、なるほど。要するに、めちゃくちゃ大きいマンモス掲示板サイトというわけですね。主な特徴は、それぞれの地域ごとに使えるというところですかね!?
Craiglistの使い用途は幾つかありますが、最も使われがちなのは「住まい探し」。ルームメイトを探したり、物件を探したり、通常不動産会社が存在せず、個人間で物件のやりとりをするCraiglistでは、このようなサイトが安いし、多くの候補から選ぶことができるようになっているのです。
とりあえず、使ってみなければ分からないものです。それでは、さっそくCraiglistの使い方を見ていきましょう。
Craiglistで実際にどんなことができるんだろう?
コツは、カテゴリー別に発見するところ。
Community:近日、地域で催されるイベントのお知らせ、落し物、探し物、ボランティアの募集など
Personals:目的別で誰かに相談したい・出会いたい時に用いられる掲示板
Housing:ルームシェア、アパート、賃貸などの「借りたい」「貸したい」募集
For Sale:中古品の「買います」「売ります」(家具や車など幅広く取り扱い)
Services:お店のサービスなど紹介
Jobs:「雇います」「働きます」を募集する求人掲示板
Gigsアーティストやミュージシャンのライブ情報
Resumes:仕事を探している人が自分の履歴書を載せて、企業にアピールする
Discuusion Forum:ジャンルを問わず、様々なことについて語ることができるスレッド
様々なカテゴリーがあるものですが、最もよく使うのはHousingと、For Saleの2つ。まず、海外生活を始める時に、このサイト経由で物件探し、手配。そして、家具やら何やら生活必需品を買う。。日本へ帰国する時には、逆に物件をここで開け放ち、次の人を見つけ、そして家具やら不必要なものを売ってしまうというエコシステム。
Craiglistを実際に活用してみるためには、どんなことがあるのでしょう
実際に使ってみる時は、このカテゴリーから自分が必要だと思う案件を探してクリックします。それから、問い合わせをしたい相手が見つかれば、こちらで連絡を取り始めます。画像にあるような、左上の[repley]を押すと、メール画面が表示され、メッセージを送ることができます。
最初は、自己紹介をして丁寧なメール英文で送りましょう。
変な英文メールだと返事がないとか聞いたことがあります。
私が使った時になんて送ろうか迷ったので、【実際に返事が届いたメール文例】を紹介しようと思います。
Hi there, I am Shun Yamada.
And now, I’m looking for an available room to live in San Francisco for 2people.
The room photos you post on Craiglist, that’s a good for us!I wanna look around your room once before start living.
Our stay will start from October, please let me know if you could.Best, Shun
丁寧と言った割には、結構フランクにメールを送っていました。Craiglistを使っている人は庶民のイメージが強いので、かしこまるよりも案外ベターと前言撤回してみたりもさせてください。
Craiglistを使う前に読んでほしい注意すべき点
情報が満載になっていて、便利なことは間違いないCraiglistなのですが。使う前に注意しなければならない点が幾つかあります。
・相場に比べて、条件が良すぎる物件には用心深く取り掛かる
Craiglistの30%以上は詐欺物件なのではないかと言っても、過言ではないほどに人を騙そうとする人の利用が多いということです。私が借りようとした時にも、明らかな詐欺案件が幾つもありましたし。巧妙な手口で、危うく騙されそうでした。
会ったこともなく・物件も見ていないのに、クレジットカード情報を要求されたことがあります。家の写真を綺麗に取る、あるいは実際にある物件を利用する上に、自分のパスポート写真を送って、信用度を高めようとするようなやつもいます。まず、大前提に自分の目で確かめたものだけを信じてください。
また会ったとしても、全てを信じてはいけません。安いと思って契約したら、それは敷金・礼金・退去金などが抜かれた家賃となっていて、実質的には物凄い額が請求されるといったこともあるみたいです。
明らかに相場よりも安い物件にはなにかしらの理由があるものです。この理由はきちんと分かってから入るようにしましょう。そして、そうでなかったとしても、用心を重ねることに越したことはありません。
・違和感を感じる人とは会わない殺人事件なんかも
2年前には、19歳の少女がCraislistを使って出会った人を次々と殺害していき、結果的に22人の大量殺人事件を引き起こしたという怖い噂も…。CraiglistはAmazonのようなECサイトではないため、取引をする時には実際に買い主や、売り主と対面をしなければいけないことになります。見知らぬ人と会うのは、やっぱり危険も潜んでるものです。
Craiglistは便利なサイトですが、いろんな人が使っています。無料で開け放たれていて、実名制でもないことから、障壁が低い分、民度も低い。その分、危険性なども高まっています。それでも、閉鎖しないのはそれだけ取り扱われている情報が絶え間なく、利益もたくさん出しているからです。
よく気をつけて、使っていきましょー!