2016年8月2日に、Uberは中国事業を同業他社であったDidi Chuxingに売却することを決定しました。18%の株における利害関係を持つことによって、Didiは筆頭株主となることになります。Wall Street Journalによると、Uberは2013年に中国へサービス展開に乗り出して、それ以来、およそ10億ドル以上を投資してきました。
それに対して、Didiは2012年に設立され、単独で昨年なんと14億3000万乗車を記録しました。これに対して、Uberは昨年後半にようやく10億台目を2009年に開始して、やっと到達したばかりになります。ここからも、圧倒的な中国のマーケット驚異を知ることになります。
どうしても、ライドシェアの第一人者としては何としても、成功しなければならなかったUberの中国戦略ですが、実際はかなり厳しく、結局、最大の難敵であったDidiと組むことによって、一つの道筋をつけることになりました。「Uberとの協定は、中国におけるより高い水準に移動運輸業界を成長させることと、より持続的なサービス開発をすることができると考えています。」DidiのWei氏は続けます。「Didi Chuxingは、輸送をより発展させるために、すべてのエネルギーを監査機関、ユーザー、パートナーの活動に委ねていきます。」
「UberとDidi Chuxingについて、言える事実は中国にそれぞれ数十億ドルを投資しているにも関わらず、未だ利益をそこまで上げきれていないということです。」Uber CEOであるTravis氏はコメントしました。「収益性を上げ始めることは、中長期に渡って、中国のユーザー、ドライバー、そして都市に貢献することができる持続可能なビジネスとなっていくことでしょう。」
この合併によって、Didiは地球上に出現したあらゆるライドシェアリング事業に投資をしたことになります。以前にはLyft、インドのOla、そして東南アジアのGrab。この売却は、著しい結果を後々、残すことになるでしょう。