「そこには愛はあるのかい?」そんなシェアライフを過ごしてみたい
1993年に放映されていた人気テレビドラマ「ひとつ屋根の下」。ちょうど私が生まれた頃なので、レアルタイムで見ていたわけではありませんが、夕方に流れている再放送でちょこちょこ見ていたような記憶があります。昔のドラマで「古いなぁ〜」なんて思いながらも、家族、すなわち一緒に暮らしているもの同士がお互い励ましあい、日々を過ごしていくストーリーは暖かく、憧れてしまうようなものでした。
今回は、そんなひとつ屋根の下から学ぶシェアライフ生活を紹介したいと思います。
ひとつ屋根の下は、一度は離れしまった兄弟たちが再び集まるところから物語は始まります。
かつてかつて実業団のマラソン選手だったが、膝の故障で引退した主人公・柏木達也(江口洋介)は、自身の婚約を報告するために、7年前の両親の交通事故以来生き別れになった兄弟達を訪ね歩く。妹の小雪以外最初は達也を拒絶していた兄弟達も徐々に理解を示し、話が進むにつれてやがて達也の下で兄弟皆が暮らすようになる。毎日ケンカばかりしながら少しずつ絆を深めていくが、やがて家族を崩壊の危機に晒す出来事が何度も訪れる。
(出典): wikipedia「ひとつ屋根の下」
それでは、懐かしながらも「ひとつ屋根の下」で、視聴者からまだ心に残っている感動エピソードをいくつかご紹介したいと思います。
「兄ちゃんと妹の涙」
次女の小梅は学校でもトップクラスの優等生でした。しかし、借りぐらしということもあって、どうしても大学に行くお金がありませんでした。それが困って、お金を稼ぐために、キャバクラでのアルバイトを始めます。しかし、それを知った長男の達也はキャバクラへ行きやめさせようとするのですが、学費のためということを知り、言い返せなくなってしまいます。
結局、達也は「俺がずっと指名してやる」と言って、キャバクラへきて小梅から離れません。しかし、お金がない達也はそれにも限界が…。そこに、小梅を指名する人が。どこのおっさんだ!と怒って向かっていたのですが、指名したのは次男のチィ兄ちゃんでした。一件落着で、キャバクラをやめて、小梅は達也たちの家へ。
「車椅子の弟へ」
末っ子である文也は、生まれつき足を患っていました。そんなこともあり、まともに学校へ行くこともなく過ごしてきました。達也は、文也を学校に通わせようとして、中学校へお願いに行きます。ごり押しをするも、足の不自由さを理由に拒否をされてしまいます。
それだろうと、お構いなしに、学校へなんども通い、文也を連れて行ってまでお願いをします。文也は自分がさらしものにされたことに怒り、達也の行動は家族みんなに反対されます。しかし、それでも向き合っていかなきゃいけないと必死になり署名活動まで始めます。
「そこには愛がある」
長女の小雪は実は、達也たちとは本当の家族ではないということが判明しました。それは、小雪の実の母親から電話がかかってきたからです。最初は母親とは随分と会ってないことから、会うことを拒否していましたが、いろいろあって会いに行くことになります。
しかし、その向かった先には、母親が新しい息子と仲睦まじく暮らしている姿が。そこで、自分の居場所がないと悟った小雪は倒れてしまいます。そこに、達也がやってきて輸血をしてくれます。これによって、「もうお前も血の繋がった家族だ。」と放ち、小雪に居場所ができます。
「上を向いて歩こう」
小梅は強姦されてしまい、心に深い傷を負ってしまった。家族みんなはこれを悔やみ、励まそうとする。そんな中、達也だけが「告訴する!」と言って聞かなかった。全員が反対するなか、「それでも向き合って生きなきゃならない」と強く主張します。
最後、達也は自分も足を壊してマラソン選手の道を諦めたにも関わらず、フルマラソンに参加。トップを走り抜けます。しかし、やがてそれにも限界がきて、最後はほとんど走れなくなってしまいます。しかし、自分が頑張らねば、家族が抱えているゴールができないと踏ん張り、ついに家族に囲まれながらゴールします。そして、「告訴」へ向かいます。
いかがでしたでしょうか。現代社会にはなさそうな暖かさをかんじますね。家族愛も素敵ですが、きっとシェアハウス生活でも、こんなちょっぴり臭いぐらいの絆を作ることができれば素敵かもしれませんね。