シェアリングエコノミーが日本で浸透するためには、法律を潜り抜けなければならないような業界が多い為、やや厄介であったりします。テクノロジー発展が、最も進んでいるといわれている街・サンフランシスコでは、星の数ほどシェアサービスが登場しています。そして、実際にこれを活用して生活しているユーザーたちもたくさんいます。もはや、正規の企業からモノを買ったり、サービスに支払うことなく、個人間だけで全ての生活を達成しているミニマリストのような方たちも。
そんなわけで、「日本にもやってきて欲しいサービス」がたくさんあるので、ここで紹介していく連載を始めていきたいと思います。コーナーで紹介するサービスの中で、便利だと感じるものがあれば、一緒に日本へ持ってくる取り組みや、国内で開発するような運動をしていきたいですね(笑)
分単位から借りることができるスペースシェア「Breather」
今回、紹介するサービスは「Breather」です。
カナダのモントリールが本社となりますが、アメリカ全土でも普及が進みつつあります。その内容は、「市街で借りられるリラックススペースのAirbnb」。通常、民泊ビジネスといえば、宿泊するためにスペースの貸し借りを個人で行なうものとなっていますが。こちらのBreatherでは、分単位でスペースを借りることができる仕組みとなっています。
実際に、どんなケースで使われるのでしょうか??
都市部にいながらも、まとまった時間で、好きなことができる空間を手にいれる。これが、Breatherでできることです。さまざまな使い道が考えられるものではありますが、幾つか具体的に使われているケースを挙げてみましょう。
・カフェなどではできないようなシリアスなミーティング
・本を読んだり、眠ったり、リラックスをしたい瞬間
・友だちを囲んでのホームパーティ的なものを開催
・習い事のセミナーを開催する時の会場として利用
Breatherは日本にやってくるのか!似たようなサービスはないの?
Breatherは現在、欧米を中心に展開が進んでいるようで、まだ日本にやってくるのは遠そう…。似たようなサービスとしては「SpaceMarket」がありますね。これは、普段は借りられないような球場や、古民家などが借りられるようになってしまうという驚きのサービスです。Breatherよりも、包括しているケースが広く、一人でゆっくりするといった使い方もできるのですが、企業が社員総会で使ったりするようなこともできたりするみたいです。
都内にいると、どうしても決まってしまったプランになりがち。そして、たくさん人がいるから、疲れてしまう。Breatherがもしも、東京にやってきたら、友だちや、恋人たちとゆっくり過ごせるレジャーの一つとして付け加えられるなんてこともあるかもしれませんね。こうした非日常を、日常へとインストールしてくれるようなサービスが増えていくといいですね。