アメリカサンフランシスコでは、「シェアリングエコノミー」をテクノロジー側から展開している節があります。実際、数多くのベンチャー企業が、この領域に挑戦しているのはご存知の通り。便利なだけではなく、どこか困った時に、すぐにお互いが手を取り合えるような仕組みやサービスが、ある種、社会やコミュニティを形成しているようにも捉えられています。
TaskRabbitは、困った時に「猫の手」を借りることができるサービス。正しくは、猫ではなく「ウサギ?」なのですが…。これは、洗濯、料理、犬の散歩のような家事代行から、人気のお店に代わりに並んでもらったり、カメラマンを手伝ってもらったり、何でも屋をスマフォの数タップで召喚することができちゃうサービスなのです。
創業者であるLeah Busqueさんは主婦だったのですが、ある雪の日の夜に「誰かが代わりに、犬の餌を買いに行ってくれないかな。」と考えたことに着想を得て、TaskRabbitを生み出しました。その後、このサービスは怒涛の勢いで普及しており、世界規模でコミュ二ティを形成しています。
それでは、TaskRabbitの使い方を見ていきましょう。
どんなことをお願いしたいかを探しましょう
人気の雑用リストから探すこともできれば、リクエストを新たに作って提示することもできます。もう準備万端っていうラビットをすぐに採用することができるのが、最大の特徴。自分が頼みたいことをきちんと伝えるようにしましょう。
お願いするラビットを見つけましょう
当日、もしくは来週。すぐになんかもOKで、対応できるラビットを探しましょう。ラビットに登録している人はどんどん増えています。あなたのお願いを完璧にこなすことができる、ぴったりなラビットがきっと見つかるはず。
タスクを完全コンプリートさせちゃいましょう
アプリの中で直接、予約を管理することができちゃいます。助っ人であるラビットとチャットしながら、微調整をすることができます。タスクを完了してもらったら、電子決済が自動で行われるので、非常に便利です!
冒頭に話したように、困った時に「誰か」が助けてくれる社会が、現実化されつつあるのだと感じます。その誰かは今まで、時間に余裕のある友達だったのが、友達や知り合いの枠を超えて、それができるリソースを持っている人ということになるのですよね。
こういったシェアリングエコノミーのサービスが、世界規模で広がっている。これって本当にわくわくすることですよね。
お互いができることや、そのタイミングを共有することで、新しい「シェアリングエコノミー」が生まれていくのだと思います。