12月10日(土)に、Room Partyが開催されました。コンセプトは、「初めて出会った人たちが、まるでホームのように団欒するクリスマスパーティ」。運営陣を含め、14人が参加し、シェアハウスに住んでみたいという想いをそれぞれが考えるキッカケを提供することになりました。今回、協力していただいたのは、熊本と東京にてシェアハウス事業を運営されているHidamariさんでした。
本記事では、今回開催された「Room Party #1」のレポートを含め、今後のイベント企画についての方向性についても紹介していきたいと思います。
◆ Room Partyと、シェアハウス市場の現状
Room Partyは、シェアリングエコノミーを推進させる一環として始まりました。近年、AirbnbやUberをはじめとする数多くのシェアサービスが台頭している社会において、歴史が長く、また近年リノベーションが改められている領域が「暮らし方」です。
日本では、テラスハウスのようなテレビ番組が流行し、ソーシャルレジデンスと呼ばれる都内で暮らす大多数の若者たちが同じ建物でプライベートルームと、共有部分を持つ、新しいライフスタイルが浸透し始めました。
そんなシェアハウス生活を送ってみたいと考えていながらも、どれだけ調べても、知ることは実際に行動移すことにはなかなか繋がらないこともあります。Room Partyでは、擬似シェアハウス体験を通して、シェアライフのあり方を提案するイベントとして発足されました。
Room Partyは、シェアする文化が浸透しつつある東京で、あらゆるバックグラウンドの人たちと繋がり、本当にシェアハウスへ住み始める機会を作るために、2016年7月に始まったミートアップグループです。東京およびその近郊で住みたい!と思ってしまうシェアハウスや、アメリカンなカフェやバーで、まるで家族のように触れ合える様々な機会を作っています。
(出典): Room Party – Meetup
シェアハウスの文化自体は古くからあるものでしたが、日本だけでなく世界から見てもミレニアル世代に向けた市場の見方はかなり変わりつつあるものです。彼らにとって、暮らしやすい世の中を作っていく為に、どこまでシェアをするべきか、何をシェアするべきかを考え直していかなければなりません。
◆ 今回企画協力してくれたHidamariさん
Room Partyの記念すべき第一回の会場提供をしてくれたのは、Hidamariさんでした。熊本と東京を拠点にシェアハウス運営をされており、次々とシェアハウスの立ち上げを行なっている今、最も勢いのあるシェアハウス運営事業者です。Hidamariさんの提供するシェアハウスは、物理的な部屋だけではなく、住人たちが帰ってきやすいコミュニティづくりに成功の秘訣がありました。
Hidamariさんの最大の特徴は、オープンなコミュニティ体制を築いているところです。通常、シェアハウス事業者さんといえば、クローズドで実際にそのシェアハウスの事情は住んでいる人にしかわからないものです。飲食店と違って、多用されるものでもないので、口コミサイトが発展しているところもありません。
しかし、Hidamariさんでは、無料体験宿泊を推奨したり、住人インタビューを行なったりなど、「これからやってくる人たち」に対して寛容である点が最大の魅力だと感じられます。今回のRoom Partyを快諾していただいた点からも、その温かさに拍車がかかっていることは明らかでしょう。
◆ 写真で振り返る「Room Party #1」
◆ 一人でも多くの人が孤独にならない為に
Room Partyは、2017年以降も開催を続けていくつもりです。ミレニアルな、インターネットに慣れてしまった世代にはいつでも誰かと繋がっているけど、その繋がりの脆さに独特の虚無感を抱いてしまうような特性があるものです。
シェアリングエコノミーでは、人と人とが、リアルに出会わないところでは成立しないという特性があります。暮らすでそれを解決してくれるシェアハウスという暮らしの選択肢が、メジャーになるように今後も運営を続けていきたいと思います。